読書日記Ⅲ『結婚詐欺師 上・下』

乃南アサ作『結婚詐欺師』を読みました。
タイトル通りあるプロの結婚詐欺師と
それを追う刑事のお話。
あたしは結婚願望かなり無いから
あんましわかんないけど
世の中そんなに結婚したい女があふれてんのか？
って思うほどころころ女が被害にあってくのね。
もちろん詐欺師のほうもプロだからかもしんないけどね。
詐欺師の語る虚構の”結婚”と
刑事の現実の”結婚生活”が
『もろ』って感じじゃなく
なんとなく対比してるのがいい感じに見えてきて
面白いと思った。
『結婚なんて現実はいいことばっかじゃないけど
これが現実だし、そこが大事なとこなんじゃん？』
って感じの作品でした。


　
でもまぁ、
結局あたしには結婚願望無いんだけどね＾＾；；；

読書日記Ⅱ『裁判長！ここは懲役４年でどうですか』

読書熱に当てられて衝動買い→速攻読破した１冊。
しかも速攻紹介。
そりゃ紹介したくもなる。
めっちゃオモロイ。
『裁判長！ここは懲役４年でどうですか』（北尾トロ）。
北尾トロさんの著書は
『危ないお仕事』『怪しいお仕事』に引き続き３冊目。
この人、本当に面白いです。
『裏モノＪＡＰＡＮ』とか『ダ・ヴィンチ』に
コラムを書いてるルポライターなんですが
ご存じの方います？
面白いスよね～！
これは著者が通った裁判の傍聴記。
通ったと言っても別に知人の裁判とかってわけじゃなく
単純に興味本位でってことらしい。
赤の他人の恥部とも言える裁判を興味本位で傍聴とは…。
不謹慎はなはだしいだろお前さんって話なんだけど
本人も不謹慎で申し訳ないなぁ的な姿勢で書いてるから
なんとも言えん感じで。
それが被告人やら裁判官やら被害者やらその家族やら
もう法廷内にいる全員にコロコロ感情移入しながら
書いてるから分かりやすいし面白い。
なんか裁判所が身近に感じられました。
あ、裁判所がっつーか犯罪が？身近なのね。
オイオイって感じだけどそうなんだよ。
どんな事件でもとりあえず「俺だったら…」ってとこで書いてるから。
で、結局悪い事はしないに限るって結論に至るわけです。
読んでてもそう思わされるし。
もっと犯罪とか事件とか裁判に興味を持ってみようかな。
そんな事考えちゃいました。
軽く。

内容の割にかなり軽く読めるから初心者にもおすすめ。
てか初心者ってなんだ。
偉そうに…。
すんません。
いや、でもホント。
ふだん本は小説しか読みませんって人も
読んでみて？
オモロイから。

読書日記『アフターダーク』

こないだの引っ越しでわかったこと。
あたしの部屋は予想以上に服と本が多かった。
いや、マジで。
服は薬局でもらったトイレットペーパーの
でかい段ボール５箱分くらい＋α。
本は同じ段ボールに２箱はあったね。
なんせ押し入れ半分以上は本で埋まってたもんね。
で、片付けてても出るわ出るわ。
ベットの裏から、鞄の中から、テーブルの下から。
そうとうの読書好きですな。
小学校の頃図書室の本をほぼ読破したのは伊達じゃないね。
いやいや、マジで。
で、とりあえず村上春樹が好きなんですわ。
おそらく全部読んでると思う。
中でも『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が好きなんですわ。
何回読んでも面白い。
読んで無い人いたらぜひ読むべし。
ただやたら長いから気をつけろ。
長いけど最後は一気に読める感じだから大丈夫なはず。

と、言うわけで『アフターダーク』（村上春樹）を読みました。
出版されてから文庫化まで結構楽しみに待ってた
あたしの中では待望の新作。
芝居とか忙しくて読めなかったのを
やっと読みましたよ。
かなり一気に読みました。
感想は…。
春樹好きとしてはあまり言いたくは無いんですが
正直不発でした。
期待し過ぎたせいかとも思ったけど。
そもそもあたしが村上春樹好きなのは…
って書き始めるとそうとう長くなるだろうな。
いつかじっくり書きます。
たぶん。
とにかく期待してたぶんどうも肩透かし感があったんだな。
ラストスパートが無かった感じ。
あくまで個人的感想だけど。
だから好きな人いたらごめんなさい。

最近あたしめっちゃ読書したい期に入ってます。
こんな時は危険なんです。
古本屋で衝動買いして
二十冊くらいまとめ買いとかしちゃうんですね。
金も置く場所も無いっツーのに。。。
古本屋で働こうかな…。
あ、きっと余計に散財しそう。

とか言いつつまんまと今古本屋です。
２冊までにしとく予定。